福岡支店の大濱です。今回は立地選定と市場分析についてお話したいと思いす。
ご自身が開業を考えているエリアの市場環境については、とても気になるところだと思います。市場環境を読み解いて浮く上でポイントになるのは、やはりこれから迎える超高齢化社会と人口減少問題です。
日本は2040年ごろまで人口は減少しつつも高齢者人口は増え続け、その後は高齢者人口も減少に向かいます。気をつけなければならないのは、それが全国一様に起こるわけではないということです。
次に添付のグラフは、2015年を基準として、2045年に向けての医療と介護の需要予想を表したグラフです。東京都の中央区と葛飾区の医療需要予想を並べて表示してます。青い線が中央区の医療需要予想、水色が葛飾区の医療需要予想です。中央区は2045年に向けて医療需要が約40%増加もすることが予想されます。一方葛飾区は、今後もさほど医療需要は増加しないまま、2030年ごろから減少傾向に向かいます。赤の線が中央区の介護需要予想、オレンジが葛飾区の介護需要予想です。このように、各地域によって、将来に向けての見通しは大きく異なっています。
この医療需要予想のデータは、日本医師会が開設している「地域医療情報システムhttp://jmap.jp/」から抽出したものです。先程の医療需要予想はじめ、地域ごと、又診療科ごとの人口10万人あたりの施設数や、診療所の位置がプロットされた地図も確認することができます。特に登録の手続きなども必要なく、フリーに使えるサイトです。ご自身の開業希望エリアがどうなっているか、一度調べてみてはいかがでしょうか。
開業コンサルタントに依頼すれば、より詳しい市場分析資料として診療圏調査報告書を出してもらえます。もちろん弊社でもご用意できます。
診療圏調査報告書についての詳しい説明は、又別の回でお話しさせて頂きたいと思いますが、簡単に説明すると、国勢調査などの人口データーに、厚生労働省から公表されている各疾病ごとの受療率を掛け合わせ、潜在患者数を割り出し、合わせて競合医院情報や各統計データなど1つの報告書に纏めたものです。
ご自身の開業コンセプトが地域の実情とマッチしているのか、あるいはどうマッチさせていくのか、様々なデータを読み解きながらご自身の開業希望エリアの分析を行うとよろしいでしょう。
NumberD(ナンバード)は医師の開業のための相談・サポートサービスです。
年間500件以上の医療機関プロモーションに関わってきた確固たる実績がございます。
当社は医療不動産・物件選定、自社開発クラウドを使用した融資相談・計画、広告をはじめとする各種開業時のお手伝いなど、開業に関する相談を一貫して承れます。
開業でお困りのこと・気になることがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
医療業界トップクラスの物件数を掲載中。ご希望の開業地の物件探し・開発もお任せください。
医院・クリニック開業の「困った」はなんでも弊社にお任せください。トータルサポートが可能です。
税理士・社労士・金融機関・建築関連企業・医療機器メーカーなど各分野のスペシャリストと提携しておりますので、あらゆる支援をご提供できます。
関東、関西、東海、九州の大きく4つのエリアで不定期にセミナーを開催しております。どうぞお気軽にご参加ください。
セミナー情報はこちら